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アフォーダンス

ノビル舎と道路を隔ててあるのは小学校、
ちょうど今、学校帰りのこどもたちの姿がみえます。
外はちらほらと雪模様。ランドセルを背負った男の子たち、
ちっとも前に進みませんよ。
雪の上をわざとスケートみたいにすべってはこけ、
楽しそう。

人間が外界を認知して行動をする、それは、人間だけの
能力とか営みとかによるものではないというのを
とある講義で聴いたことがあります。
人は動こうとするときに構えが変わり、しかもそのときに
外界のもつ性質のどれかを引き出す・・ときには人が
予期しなかった様相を提示したり、で、また、新しい動きが
誘発されたり・・。その外界(環境)が「引き出されよう」
とする特質がアフォーダンス(造語だそうです)。
人と環境、ときには道具、この組み合せで無限に広がる
アフォーダンス。うーん、これでいいのかな・・
日頃から動ける身体でありたいと思っているので
(かくありたいと思っているだけで、寄る年波にはトホホですが)、
この話を聴いたときは目からウロコの思いだったのです。
自分と環境を「こみ」で考えること、世界が開ける思いが
しました・・・・・

難解なテーマをタイトルアップしてしまった、
そう思っていたところに、偶然通りかかった男の子たち。

やあ、そうなんです。ボクらと雪は「こみ」なのだ。
んでもって、帰り道をふんでかためて、長靴でスー、ツルリン!
人間と道具、環境との関係がこみこみになって、なかなかウチには
たどりつけない。

窓の外、きょうも、この方がご来訪。

いらっしゃいませ(もう、いません)。


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by nobirru | 2011-01-24 16:12 | 身体・ヒールフリー