吉田桂介さん

八尾・桂樹舎の吉田桂介さんが、7月19日に逝去されました。
手漉き和紙と美しい型染めの仕事、そして民藝運動にも
深く関わられたことはご存知の方も多いことでしょう。

和紙文庫では、旅の話、そこで見たもののことなど
何でも興味深げに聴いてくださいました。
町のイベントにも必ず足を運ばれ、若い人の作品も町の人の展示も
感動して、褒めておられました。

手仕事フォーラムの茶話会でのお話は、
ことに深く胸に刻まれています。
日用のものづくりのひたむきさ、健やかさが
いかに胸をうつものであるか、
名もなき民衆の仕事を取り上げては、細かに解説をされ
ものづくりに励む多くの人を讃えておられたようでした。

ノビル舎をプランニングの仕事場として開設したときには、
貴重な助言をいただきました。
今は手仕事のプロジェクトにかける時間が多く、
教わったことへの感謝の思いもひとしおです。

今度は何か楽しいことをしよう、次の機会のことばかり
考えていましたが、時間に限りがきてしまいました。

「荒れた畑もきれいだなぁ」
車でご一緒した時の、ふとした言葉が思い起こされます。
田畑だったところの畔に、野の花が咲いていました。
ありがとうございました。桂介さん。
どうぞ、安らかにおやすみください。


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by nobirru | 2014-07-31 15:17 | モノとの出会い