2016年 04月 19日
山内えり子さん、昭和村
昨年秋のことです。
ローカル線と路線バスを乗り継いで
辿り着いた静かな村の奥まったところに
からむし畑はありました。
からむし(苧麻)は5月の小満の頃に畑焼きをするところから
一年の仕事が始まります。
そこから成長して2メートルほどになったからむしを
刈り取るのが夏の土用、7月から8月のお盆前。
その日に作業できる分を刈り取り、
清水に数時間浸してから、皮を剥ぎます。
その手つきを、さぁっ、さぁっと山内さんは
見せてくれました。
糸にするには、それを乾燥させて、細く爪でさいて...
まだまだ工程が続きます。
山内さんのからむし畑と畑焼きに使うわら↓
翌年使うわらをこうして秋にとっておく、
からむしの仕事とともに一年をすごすことが
こんな風景からも伺えます。
織の期間は冬、草から糸になるまでの時間を思うと
糸から布にする楽しい時間はあっという間だと、彼女はいいます。
それから形にして、この春できたばかりのものが
届いています。
昭和村でずっと続いてきた手仕事、
村のお年寄りに習い、彼女なりの表現をしながら
暮らしの中に置かれる楽しい形に作られています。
みなさんに、長く使っていただけますように。
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by nobirru
| 2016-04-19 18:12
| ちかごろノ