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氷見市立文化財センターへ

氷見市中田にある氷見市文化財センターへ
出かけてきました。
平成27年に国登録有形民族文化財になった
「氷見及び周辺地域の漁撈用具」ほか、農具など
2853点もの民族資料が収蔵されているところです。
(博物館では公開しきれない多くのものを定期的にこちらで
公開されているのです)

開館時に到着して、氷見市立博物館の学芸員の方の解説を聞きながら
会場を回りました。
氷見といえば、ブリ漁などの定置網漁で知られるところ、
それにまつわるたくさんの漁撈用具があります。

木造の和船(撮影許可をいただいてます)

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イワシなどを入れた三十貫ザル

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県内の朝日や入善の和船もあり、形状のちがいが面白いです。
明治の頃に使われた三十貫ザルは昭和には十貫ザルに。
小さくなり、編み方もざっくりと荒くなっていました。

氷見では養蚕もおこなわれていたのですね。
棚は竹で編まれていたのです。

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農具もたくさん!
ころがし、脱穀機、唐箕 ↓

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籾や藁くずを選別するのですが、日本の東西で籾の出口の位置が異なっており
能登では西日本タイプのもの、大門あたりでは東日本タイプのものが
製造されていたそうです。道具の東西の境界がここに、おもしろいですね〜

竹細工は実に多様で漁撈に農具に、日常の暮らしにと
編まれていて、会場のそこここで見ることができました。
用途により形状も編み方もちがってきますので、これだけのものが
みられる土地は少ないのではないかと推察します。
そして、今残っているのはほんのわずかな道具だけです。

今回、初めて間近にみたのが神通川のササブネ。
昭和50年代まですぐ近くの布瀬町に舟大工さんがいたということで
サケやマス、あゆを水揚げして運搬していた牧歌的な風景は
自分も見ていたはずなんですね。
氷見の十二町潟の湿田農耕の写真も美しかったなぁ。ウットリ
ほんの少し前まであった暮らし、風景、よかったらお年寄りを連れて
お出かけください。みんな元気になります。
収蔵品がとてもきれいに手入れされていて、あらためて
氷見市立博物館の尽力に深謝するところであります。



氷見市文化財センター
氷見市中田645番地(旧女良小学校)
今年度このあとの公開日:11/4、25、3/24(すべて土曜)9時〜16時
*申し込み不要、入場無料


by nobirru | 2017-10-29 17:45 | モノとの出会い