カテゴリ:モノとの出会い( 74 )

冬休み中に出かけた『仕事着が語るもの』展
(石川県立歴史博物館 2017.12.16-2018.1.21)は、
石川県内で使われた仕事着を生業との関わりからみた展示で、
見応えのあるものだった。

タンボギ、ヤマギ、ミジカベ、サックリ、アサオリ..
聞いただけてわかるものもあれば、何だべそれ?と言うのもある。
衣服と名称の分布は県内にとどまらず、
その広がりは衣類の文化圏を表しているといえる。
ちなみにサックリは上衣の名称で、語源は裂織りではないかということだ。
紙漉きの仕事着も可愛かった、アイヌのアットゥシなどもあった。
北前船が運んできたのだね。

野良着が多くあったが、野良着は家に帰れば家事の衣服となり
また仕立てたばかりの仕事着はよそ行きとしても機能した。
用途に合った形は今見れば新鮮で、ワクワクするものがたくさんだ。
素材は木綿、それ以前は麻(大麻、苧麻)、
自家製が基本だという経済性も少し前までは当たり前のことだったのだ。
このへんはすでにとても安易に遠くなっているなぁと思う。
衣服を保全する技術(織る、刺す、継ぎ接ぐ)も合わせてだ。
同行の両親は懐かしがって見入っていた。
木綿は石川では栽培が盛んでなく、貴重なものだったそうだ
(富山は新川木綿という一大産地があり、今復活プロジェクト進行中)。
古着を手に入れ、仕事着に仕立て、春の田植えで人目につく
その時の晴れがましさはどんなにか!と想像する。
撮影許可の展示でしたが、諸々アトリエでご覧くださいね。
今年9月には布の企画展を予定しているので
こちらもどうぞお楽しみに。
休み明け少々長いレポートとなりました。
今年もよろしくお願いいたします!



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野良着はチャーミング♪

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お洒落な展示でした





ノビル舎 アトリエショップ
10:30~18:00 水曜休み
2月4日(日)立春より2018スタートです
info@nobirru.com
090 8269 3369




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by nobirru | 2018-01-23 14:29 | モノとの出会い

氷見市中田にある氷見市文化財センターへ
出かけてきました。
平成27年に国登録有形民族文化財になった
「氷見及び周辺地域の漁撈用具」ほか、農具など
2853点もの民族資料が収蔵されているところです。
(博物館では公開しきれない多くのものを定期的にこちらで
公開されているのです)

開館時に到着して、氷見市立博物館の学芸員の方の解説を聞きながら
会場を回りました。
氷見といえば、ブリ漁などの定置網漁で知られるところ、
それにまつわるたくさんの漁撈用具があります。

木造の和船(撮影許可をいただいてます)

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イワシなどを入れた三十貫ザル

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県内の朝日や入善の和船もあり、形状のちがいが面白いです。
明治の頃に使われた三十貫ザルは昭和には十貫ザルに。
小さくなり、編み方もざっくりと荒くなっていました。

氷見では養蚕もおこなわれていたのですね。
棚は竹で編まれていたのです。

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農具もたくさん!
ころがし、脱穀機、唐箕 ↓

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籾や藁くずを選別するのですが、日本の東西で籾の出口の位置が異なっており
能登では西日本タイプのもの、大門あたりでは東日本タイプのものが
製造されていたそうです。道具の東西の境界がここに、おもしろいですね〜

竹細工は実に多様で漁撈に農具に、日常の暮らしにと
編まれていて、会場のそこここで見ることができました。
用途により形状も編み方もちがってきますので、これだけのものが
みられる土地は少ないのではないかと推察します。
そして、今残っているのはほんのわずかな道具だけです。

今回、初めて間近にみたのが神通川のササブネ。
昭和50年代まですぐ近くの布瀬町に舟大工さんがいたということで
サケやマス、あゆを水揚げして運搬していた牧歌的な風景は
自分も見ていたはずなんですね。
氷見の十二町潟の湿田農耕の写真も美しかったなぁ。ウットリ
ほんの少し前まであった暮らし、風景、よかったらお年寄りを連れて
お出かけください。みんな元気になります。
収蔵品がとてもきれいに手入れされていて、あらためて
氷見市立博物館の尽力に深謝するところであります。



氷見市文化財センター
氷見市中田645番地(旧女良小学校)
今年度このあとの公開日:11/4、25、3/24(すべて土曜)9時〜16時
*申し込み不要、入場無料


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by nobirru | 2017-10-29 17:45 | モノとの出会い

編み組品をつかう

竹やまたたびの編み組品、
いろいろと展示販売中です。
どうやって使うんですか?
質問をよくいただくんですが、
台所周りに置いとくと、次々役割りがでてきます。

水切り、粗熱をとる、野菜やくだものを置く、
おかずを盛るうつわとしても。
自由に楽しんでみてください。
すぐれた道具ですよ!

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ざるそうめん



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焼き菓子冷ましちゅう

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by nobirru | 2017-08-21 12:48 | モノとの出会い

鉄の道具 フライパン

まだわりと新しい道具、
鉄のフライパン。
オムライス作ってみました〜。
火の通り、使い心地、公正にぢぢぢ...と
料理人のカン(ふつうのね)を働かせて使ってみます。

表面はカリッと中はふわっと
油じまいがよく楽に使えるし、働いてくれそうです。
シンプルな鉄のフライパンって、思えば初めてでしたが
肩の力が抜けました。
ちょっと食べ過ぎでしょサイズのが完成〜♪
次何作ろう?



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by nobirru | 2017-05-06 12:54 | モノとの出会い

立山Craft2017

今年3回目となる立山Craft2017、5月27日(土)・28日(日)と
立山総合公園で開催されるそうです。
NPO法人立山クラフト舎代表の佐藤みどりさんが、弊舎に来てくださり
お話を伺いました。

地域起こし協力隊として立山町に移住された佐藤さん、
地方のクラフトフェアを見てこの地でもぜひ...と発案されたこと、
そもそもクラフトフェアって何?という状況下(土地柄)から
地元の有志、ものづくりに携わる人々と賛同が広がり開催に至ったこと、
三年目の今年からはNPO法人立山クラフト舎が主催となること、
駐車場・シャトルバスなどの環境整備を進めていること
(車1台につき500円の協力金あり)、
などなど、行動力をともなうストーリーを語られました。
いや〜すごいなぁ。

ローカルなフェアはほんと楽しくて、足を伸ばすとさらに遠くの
いろいろなものづくりに出会うことができます。
作り手さんとどしどし話をして、知らないことを教わりましょう。

新緑の5月に立山クラフト、紅葉の10月にはクラフトあさひがあり、
富山の大きい自然のふところでクラフトという文化が
育っていくといいなと思います。
これからですよね〜
二日間、お買い物バッグ持って(これ大事)楽しみましょう♪



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by nobirru | 2017-05-06 12:11 | モノとの出会い

暮らしの竹ざる

角餅、昆布餅、
切り終えて餅つき完了。

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右は信州の根曲竹平ザル、
左は氷見の丸そうけ
小さいのを作ってもらった


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一升の片口そうけも氷見。
いつからあるかわからないようだが
とても丈夫。
今年もごくろうさまでした。
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by nobirru | 2016-12-31 17:06 | モノとの出会い

来年のこと

秋のフェアも後半が始まりますが、
来年の計画も練っています。
ノビル舎は5年目になります。
アトリエショップはなるべく多く開けて(ex.,水休)
器や暮らしの手仕事をいつでも見ていただけるようにして
企画展を何回か、今までより自由に考えてみたいっ!
そんなことをイメージしています。
おそらくリ・スタートは3月初めになるでしょう。

益子では、城田渚さんに会えてよかった。
彼女はこの近くに工房を持ち、土で表現するものを
制作している作り手だ。
町をあげての陶器の市に、毎年小さなテントを張っている。
新しいものを手がけているので、
こんなのも来年はノビル舎で紹介します♪

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by nobirru | 2016-11-08 18:07 | モノとの出会い

作り手の展示ご案内

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藍染 ニワカヤマ工場 澤口隼人さん
手紡ぎと織 スタジオアユンク 菅野あゆみさん

日本のものあわせ
梅田大丸店
1階イベントスペース

11/9(水)〜11/15(火)
10:00〜20:30(金、土は21:00まで)


冬の藍を身につけるのもいいですね〜
お近くの方、関西へお出かけの方どうでしょう。
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by nobirru | 2016-11-07 14:02 | モノとの出会い

La Manoさんの染織

去年夏のLa Manoさん工房訪問より〜


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藍甕の横で染めた布を水にさらしているところ
繰り返し染めることで、濃い藍の布になります。


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工房横の藍の畑
こちらでは染料のすくもは他から仕入れていますが、
このすくもが今後貴重になっていくでしょう。

La Manoさんでは草木染めもなさっており、
その色数の豊富なこと!
いつか、草木染めのマフラーなども
紹介したいです。

8月のアトリエマンスリー
13日土曜まで。



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8月のアトリエ・マンスリー

8月1日(月)〜13日(土) 日曜休み12日間
11:15〜18:00
*8月は通常と開業期間が異なります

★うつわ・暮らしの道具
  &8月の新着 
      クラフト工房La Mano 藍染手拭い

(*アトリエそばの駐車場、ご案内します)
 
https://www.facebook.com/nobirrusha
http://nobirru.jimdo.com/アトリエ案内
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by nobirru | 2016-08-11 18:25 | モノとの出会い

廣島一夫さんの仕事展

宮崎県で作られ、使われていた廣島一夫さんの
竹細工の展示のお知らせが届きました。
80年あまりの生涯をかけて
竹細工の制作にあたられた廣島さん、
その作品はアメリカ・スミソニアン協会国立自然史博物館や
イギリス大英博物館にも収蔵されているそうです。

国内では、2012年に滋賀県で初の本州での展示があり、
私も出かけてきました。
大きな大きな竹細工は、これらが使われていた頃の
暮らしの懐の深さを感じさせてくれます。
同時に、美術品でなく暮らしの道具を
これほどに美しくつくる人の営みには
心を揺さぶられるものがあります。
今度は東京での企画展、廣島さんの作品に触れる
またとない機会となることでしょう。



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『日之影の竹細工職人 廣島一夫さんの仕事』
10月6日(木)〜11月13日(日)
木・金・土・日 11:00〜18:00

gallery KEIAN
クラウドファンディングの案内はこちらを



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by nobirru | 2016-07-22 13:03 | モノとの出会い